■ NPO法人 練馬家族会について

あなたは、精神障害者という言葉を聞いたことがありますか。また、その言葉を聞いた時、あなたはどう思われますか。ドキッとした人もしなかった人にも、ぜひ、次に述べる数字を頭に入れてほしいと思います。精神病の代表的な病気である統合失調症は100人に１人が発症する病気です。うつ病にいたっては10人に１人と言われています。ですから、誰にとってもごく身近な病気であると思ってください。実は胃潰瘍を患っている人よりも多いのです。

ところが精神病と聞くだけで「何をされるかわからない怖い病気」と思う人のなんと多いことか。そういった誤解や偏見があるために、病気になった本人やその家族の苦しみは甚大です。それというのも、精神病についての知識が無いのが原因です。

そういった状況を打破し、障害者が健常者と等しく、差別されないで生きることができる、つまり、障害者を抱える家族の生活環境は守られなければなりません。

精神福祉の啓蒙と家族の自助活動を目的に、精神障害者を持つ練馬区在住の家族が集まり、練馬家族会は、任意団体として1968年に設立され、2005年4月に特定非営利活動法人になりました。また、全国精神障害者家族会連合会、東京都精神障害者家族連合会などと全国的な連携を深めています。

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