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NPO法人 練馬家族会 :: NPO法人練馬家族会主催 7月度家族交流会 報告
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■ NPO法人練馬家族会主催 7月度家族交流会 報告

2005年7月22日(金)13:30〜16:30 
中村橋福祉ケアセンター2階集会室

梅雨明け後の暑さにも係わらず、17名の参加がありました。本日の司会は高田が担当しました。
先ず、工藤交流会会長が病欠のため、代理の佐藤副理事長から挨拶があり、その後、司会より、来月の勉強会の件、区社会福祉協議会よりのアンケートのお願い、7月23日のナイトバザールのお手伝いやバザー品の提供のお願いがありました。また、施設見学会が10月19日に行なわれるので、行きたいところの要望を出してほしいと、担当から連絡がありました。

●提案
本日はフリートークのため、先ず、話したいことがないか?と質問したところ、一会員より、隣に座った会員の当事者が医療保護入院をし、大変お金がかかったという話を聞いたので、皆さんにも知ってほしいという要望がありました。入院に至るまでの経緯と、感じたことを話していただきました。

●搬送に至るまでの経緯と現状
服薬拒否5ヶ月目での再発ですが、入院は3回目となります。よりによって、週末に精神症状がひどくなり、予てから担当保健師に聞いていた移送会社(警備会社)に連絡をとりました。人件費と車代で¥136,500(消費税込み)でした。
通院先に救急搬送を依頼したところ、休日で精神保健指定医がいない上、満室で部屋がない、主治医のいる月曜日に来てくれと言われました。また、救急車は精神病患者を搬送できないと拒否され、警察は、事件性がないのでと断られました。東京都医療機関案内サービス「ひまわり」は、搬送体制が整っていない状況では病院を紹介してくれず、また、移送会社も搬送先の病院が決まっていないと来てくれないという、八方ふさがりの状況でした。

●家族として思うこと
服薬拒否、診療拒否の当事者を医療につなげるための手段や方法を提供しているところは皆無でしょう。移送制度も規則が厳しく、利用が困難な状況です。また、当事者の人権ばかり言われ、家族の人権のことを考えているのでしょうか?そして、ひとたび事件が起きれば、精神病者だとあげつらい、予防できることの重要性を忘れているようです。

●家族会として主張したいこと
こういった問題は、精神障害者を持つ家族のほとんどが経験していると言っても過言ではありません。「過去に○○で困った、今○○で困っている」を取りまとめ、今後、NPO法人練馬家族会として、各関係機関への働きかけ、医療機関へのアンケート、また議会への陳情も視野に入れて、事業として取り組んでいく予定です。

●その他
薬の副作用が問題になりました。特に抗精神病薬の一つである「リスパダール」に変更してから、副作用が出てしまった、逆に効果があるというケースもありました。薬の勉強会も実施してほしいという要望も出されました。その他、話題になったことを列挙しておきます。

・引きこもり状態を改善したい
・グループホームを利用したい
・親は呆けていられない

家族の癒しの場でもある交流会で、いろいろな話をすることによって、少しでもストレス発散ができたかな、と思わせるような交流会でした。(今回は、保健師が急用で参加できなかったため、要所でのアドバイスがいただけなかったのが残念でした)

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