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■ 平成16年 9月度定例会 報告2004年9月24日(金)13:30〜16:30 サンライフ練馬 和室第一 練馬家族会久々の定例会の出席者は、区保健相談所の岩瀬、中山保健師を含む26名が参加し、渡邉副会長の司会進行で、会長の挨拶から、始まりました。 最初は、以下の現状報告からです。 事務所物件の報告(詳しくは次ページコラムに記載) A息子30代。一昨年退職し今年から家族会に参加しています。(父)主人が協力してくれるようになりました。(母) 次に新会員の自己紹介です。 T息子40代。15年位前に発病し、病院に半年くらい入院しました。その後会社に32歳位まで勤めましたが、妄想・幻覚が出て、それからは家に閉じこもっています。医療機関・保健相談所などに、息子を入院させる手段を相談しましたが、よい結果が出ません。家にいると暴力をふるわれるので、ホテルに泊まったり、娘のところに行ったりしています。10日位前に、妻にも暴力をふるうようになったので、彼女も家を出ています。何とか医療につなげ、病院へ入院させたいのですが、移送会社に頼むと100万円位掛かると言われました。警察にも来てもらいましたが、入院させることはできず、娘達に今の状態では困ると言われ、なんとかしたいと焦っています。 このTさんの発言に対して、医療保護入院させるに当たっては、何度か保健師が訪問し、様々な対応をしても入院することが困難であるという判断がないと、本人の同意なしでは入院させられない、という保健師さんの指摘がありました。 U息子。病歴13年。5ヶ月入院後、作業所に週一回行っていました。その後アルバイトをしましたが、眠剤をたくさん飲んでしまい、1ヶ月入院しました、現在は家にいます。自分の食事だけですが、作っています。今は勉強しなければと思っていますが、グループホームには関心がありません。お先真っ暗です。 この後、Tさんの熱のこもった問題提起に対して、移送について、保健師さんより、次のような説明をいただきました。 「2,3年前から都でも条例ができましたが、移送には条件がたくさんあり、決まるまで何ヶ月も掛かります。過去、都では年に2,3件しか適用がありません。実際には、この方法は使えないと考えてください。移送するためには、以前から保健師が家庭訪問している実績と、見極めが必要です。あるいは、事例として、訪問看護をしてくれる医師もいますし、何度も粘り強く訪問してくれる保健師もいるので、あきらめずに来て貰うことが大切です。」 また、他の会員さんからは、医療機関のあり方に対して、別の問題提起がありました。 「なんとか緊急の時に入院させられるところが欲しい。行政は患者のことをどの位考えてくれているのかという疑問があります。 病院選びについても、大病院が必ずしも良いとは限らない等々、予定の時間が過ぎても話が尽きませんでしたが、また次回にと言うことで10月の定例会は終了しました。 (広報 木下・塩野・高田) |