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NPO法人 練馬家族会 :: 平成16年 9月度定例会 報告
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■ 平成16年 9月度定例会 報告

2004年9月24日(金)13:30〜16:30 サンライフ練馬 和室第一

練馬家族会久々の定例会の出席者は、区保健相談所の岩瀬、中山保健師を含む26名が参加し、渡邉副会長の司会進行で、会長の挨拶から、始まりました。

最初は、以下の現状報告からです。

事務所物件の報告(詳しくは次ページコラムに記載)
NPO法人化について、11月申請に向けて準備委員会が行われている旨の報告
久しぶりの定例会ということで、最初は、既会員の自己紹介からです。

A息子30代。一昨年退職し今年から家族会に参加しています。(父)主人が協力してくれるようになりました。(母)
B息子30代。病歴19年になります。
C息子20代。昨年2月発病、デイケアに週一回通っています。
D娘30代。1年入院していました。一人住まいができるようにしたいのが、目標です。
E息子20代。外に出られない状態で1年になります。
F息子40代。病歴24年になります。6年前からアパートで一人暮らしですが、孤立しています。
G息子30代。作業所とデイケアに通っています。
H娘20代。社会的訓練事業所に週一回通っています。ここまでこぎつけました。
I息子30代。関保健所に相談して、今年の4月から入会しました。皆さんの話を聞いて参考になります。
J子供20代。病歴8年になります。作業所を探しています。
K息子。昨年再発しました。主人が亡くなって、皆さんに助けられ、孤立せずに生活しています。
L息子30代。病歴20年になります。生活はなんとかやっています。
M息子40代。病歴20年。作業所に行くのが日課になっています。
N息子30代。2度入退院。今は自分から薬を飲んで安定しています。今までは、妻に任せきりにしてきましたが、今度は自分がやろうとがんばっています。
O娘30代。再発2回、入院3回。その後、入院しないで10年経ち、自立に向けてがんばっています。家族も当事者も協力してくれているので、会に参加できます。
P弟40代。5回入退院。現在、援護寮で自立訓練をしています。
Q次男。病歴9年。作業所で知り合った女性と、障害年金と新聞配達そして親の援助で生活しています。彼女の調子が悪く、たまにショートステイを利用しています。長男は区内のグループホームで生活して1年になりますが、7年間ひきこもっていました。息子たちも自分の生活をやっていこうとしていますが、先が見えません。9月23日に全家連講演会で、佐藤先生の話を聞き、勇気付けられました。
R息子20代。発病して5年ぐらいです。最近、病気が悪くなる兆候がわかってきたようです。
S4人兄弟の長男。20歳過ぎに発病。夏になると体重が減って再発になるのではと思ってしまいます。陶芸にめぐり会え、親子共々うれしいです。

次に新会員の自己紹介です。

T息子40代。15年位前に発病し、病院に半年くらい入院しました。その後会社に32歳位まで勤めましたが、妄想・幻覚が出て、それからは家に閉じこもっています。医療機関・保健相談所などに、息子を入院させる手段を相談しましたが、よい結果が出ません。家にいると暴力をふるわれるので、ホテルに泊まったり、娘のところに行ったりしています。10日位前に、妻にも暴力をふるうようになったので、彼女も家を出ています。何とか医療につなげ、病院へ入院させたいのですが、移送会社に頼むと100万円位掛かると言われました。警察にも来てもらいましたが、入院させることはできず、娘達に今の状態では困ると言われ、なんとかしたいと焦っています。

このTさんの発言に対して、医療保護入院させるに当たっては、何度か保健師が訪問し、様々な対応をしても入院することが困難であるという判断がないと、本人の同意なしでは入院させられない、という保健師さんの指摘がありました。

U息子。病歴13年。5ヶ月入院後、作業所に週一回行っていました。その後アルバイトをしましたが、眠剤をたくさん飲んでしまい、1ヶ月入院しました、現在は家にいます。自分の食事だけですが、作っています。今は勉強しなければと思っていますが、グループホームには関心がありません。お先真っ暗です。
V息子40代。高校生位から発症しました。何も言わないおとなしい子で、高校を卒業し就職しましたが、酒を朝から飲むようになり、21年間勤めた会社も退職しました。救急病院に4回入院しました。寂しいのだと思います。今は病院に通院し、薬を貰っています。
W娘20代。離婚し、娘と肩を寄せ合って生活してきましたが、この5月に発病しました。保健相談所に相談して病院に入院しましたが、長引くようで、後一年くらいは入院するようです。毎日泣いていましたが、自分のためにも家族会に来ました。皆さんの話に勇気をもらいありがたいです。がんばっていこうと思います。
X今日は見学にきました。今、子供とは一緒には住んでいません。

この後、Tさんの熱のこもった問題提起に対して、移送について、保健師さんより、次のような説明をいただきました。

「2,3年前から都でも条例ができましたが、移送には条件がたくさんあり、決まるまで何ヶ月も掛かります。過去、都では年に2,3件しか適用がありません。実際には、この方法は使えないと考えてください。移送するためには、以前から保健師が家庭訪問している実績と、見極めが必要です。あるいは、事例として、訪問看護をしてくれる医師もいますし、何度も粘り強く訪問してくれる保健師もいるので、あきらめずに来て貰うことが大切です。」

また、他の会員さんからは、医療機関のあり方に対して、別の問題提起がありました。

「なんとか緊急の時に入院させられるところが欲しい。行政は患者のことをどの位考えてくれているのかという疑問があります。
退院後、地域にスムースに戻れるようにするため、保健師が患者に面会を求めたら断わられました。また、保健師より退院したら連絡を欲しいとの依頼をしましたが、無視されました。病院のケースワーカーは3分の2は良い人だが、3分の1はそうでもないと思います。」

病院選びについても、大病院が必ずしも良いとは限らない等々、予定の時間が過ぎても話が尽きませんでしたが、また次回にと言うことで10月の定例会は終了しました。

(広報 木下・塩野・高田)

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