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NPO法人 練馬家族会 :: 平成16年 11月度定例会 報告
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■ 平成16年 11月度定例会 報告

2004年11月27日(土)13:30〜17:00
サンライフ練馬 和室第一

今年度から、父親も参加しやすい土曜日に開催する定例会の第2回目は、男性9人の出席がありました。
渡邉副会長の司会の下、橋本会長の挨拶、その後、事務局からの諸連絡、そして、東京学芸大学に在籍されている下山さんから、卒論作成のためのアンケート依頼の話がありました。

14時より、当事者の性別と病歴を含めての自己紹介で、ウォーミングアップをしてもらいました。

A 病歴25年になる息子です。
B 30代半ばの息子です。高校生の頃発病したので病歴は長いです。
C(父)40代半ばの病歴20年の息子です。
C(母)病気の発症に気が付かなかった自分が切ないです。
D 発病して5年目になりますが、現在は大学院で勉強を続けています。
E 病歴9年の娘です。今年の4月から6ヶ月の入院をし、退院後は元気にやっています。
F 40代半ばの息子です。病歴25年くらいでしょうか。
G 20代半ばの娘で、病歴は8年です。JHCの作業所に来週から行きます。
H(義兄)40代半ばの義弟です。病歴15年です。現在、生活訓練施設ねくすとで自立訓練をしていますが、1年経っても全然良くなりません。
H(姉)心の病気について無知だったため、弟の病気は長期化してしまいました。同じような苦しみをこれからの人に味合わせないよう、世の中を変えていきましょう。
I 病歴15年になる娘です。作業所の人間関係に悩んでいるようです。
J 40代半ばの息子です。大学在学中に発病しました。今年の夏、自殺未遂を起こしてしまいました。
K 40代の息子と30代後半の息子です。長男はグループホームで生活し、次男は同じ病気の女性と結婚して暮らしていますが、大変なようです。
L 20代半ばの息子です。17歳で発病しました。昨年、保護入院をしてしまいました。病識がないため、医療につなげるのに苦労しています。
M 30代の息子です。高校生の時に発病していたようですが、分かりませんでした。
N 20代の娘です。アルバイトに行ってますが、とても疲れるようです。これからどうしたらいいのか悩んでいます。
O 30代後半の息子です。今年の再入院後、病識も持てるようになりましたが、デイケアには行っていません。
P 30代前半の娘で、病歴は13年です。病識もあり服薬管理もでき、きららや保健師さんともつながっています。
Q 20代後半の息子です。病識もあり服薬もしていますが、薬の副作用で悩んでいます。
R(父)20代後半の息子です。妻に当事者を任せっきりの状態ですが、今後は、一緒にやっていけるようにしたいです。
R(母)家族会の中で心が癒されました。
S 30代前半の夫です。発病当初はアルコール依存症の治療をしていたので、症状は改善されませんでしたが、医者を変えたことで治療方法も変わり、症状が治まっています。

自己紹介後、フリートークになりました。先ず、お父さんからの発言です。

「退職前までは、子供の病気を認めず、妻に任せっきりだったが、第1回目のお父さん会に参加した際に、NPO立ち上げの手伝いを進められました。いろいろと勉強しているうちに、心の病気は誰もがなる可能性があることも知り、社会にこの病気のことを知ってもらう必要性を痛感しています。」

「NPO立ち上げをきっかけに、家族会は変わりました。運営を皆でやり、事務所にも気軽に足を運んでほしいと思っています。」

「今まで、子供のことは妻に任せっきりだったが、なにかをすることで、それの償いをしていきたいと思っています。」

「ハートピアきつれ川で行われた、高森先生のSST講座に参加したことで、当事者との接し方が変わりました。互いに心を開いて、話し合える時間を持てるようにしています。」

8年ぶりに参加されたTさんから話をしていただきました。

医療につながらず、薬は家族が取りに行き、水薬を本人の承諾無しに飲ませている状態です。どうしたらこの悪循環を立ち切ることができるでしょうか?

会員からたくさんのアドバイスがありましたので、印象に残った言葉を紹介致しましょう。

「病気を治したいと思ったならば、家族が一丸となって、当事者と向き合っていく姿勢が大切です。また、大人になった娘や息子でも、スキンシップをすることで、自分が家族から大切にされていることを知るかもしれません、逃げ腰にならず、真剣に当事者のことを考えてください。」

終了予定の4時半になっても話は尽きませんでしたが、結論は出なくても、解決の糸口は見つかったかも、と期待できるような、有意義な定例会になりました。

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