このサイトは2004年に運用していたサイトで、現在はオフィス棒屋作例として保存しているデータです。
現在のサイトはこちらです。
NPO法人 練馬家族会 :: 平成17年1月度定例会 報告
練馬家族会 NPO法人練馬家族会の公式サイトです。
開設以来126420回のアクセスがあります。

←戻る

新着情報

リンク

Powered by
officeBOYA
HL PC School


新着コメント

■ 平成17年1月度定例会 報告

当日は、光が丘保健相談所で「統合失調症家族教室」の講座があったためか、参集した会員も少なかったのですが、保健師さんの参加もあり、内容は充実したものになったと感じています。

当日のアンケートについて
先ず、本誌表紙でもお伝えしている、アンケート内容の詳細と結果は、右の表のようになりました。アンケート母数は19名です。
5番の「その他」については、次の2点が寄せられました。

100人に1人の率で発症する統合失調症ですが、当事者を含め皆が無知で関心が薄いため、フォローやケアシステムが米国と比べ整備されていない。継続医療が続けられる体制作りをしてほしい。
作業所の職員の質を向上させる指導機関がほしい。

「その他」を含め、私たち精神障害者の家族にとって、どの項目も外すことはできないという意見がたくさんあったことも、ここでお伝えしておきます。

新会員さん
さて、3名の新会員を迎えての定例会は、新会員から現在の状況を話してもらい、古参会員や保健師さんから意見を発言してもらうという形式で、話が展開していきました。

Q入院中の息子の退院後、アパートで一人暮らしができるか不安。
A先ず、生活訓練施設やグループホームの利用を考える。
A孤立しない生活にするため、病院からの訪問看護や保健師さんの訪問を受ける。

次の新会員さんのお話では、20代半ばの娘の状態は安定しており、デイケアや作業所には行っていないが、お母様と当事者のやり取りの紹介が素晴らしく、逆に既会員がアドバイスを受けました。
A親ができること、できないことを話し、仕事を分担している。
A友達をたくさん作ることを進める。
A無視をしながらも、実は注意深く当事者を見守っていく。

Q30代前半の息子。退院後、引きこもり気味で、薬を飲み忘れたりもする。また、風呂が嫌いで、なかなか入ろうとしない。なんとか風呂に入れさせる方法を知りたい。
A親が主治医に会って、当事者の状態を話すことも必要だ。
A当事者の話を聞いてあげる。
A急性症状後の引きこもりは、時間が経てば解決する。
A風呂に入らないのは、社会との接触が必要ないからであり、社会との接点を作っていくことが必要だ。
A妙齢の女性が親戚にいたら、注意してもらう。

また、話の途中で、いくつか参考になる意見も出されましたので、記載しておきます。

アパートを借りる際の保証人や損壊の場合の修理費や相談等について
・NPO法人が保証人になることもできる。
・アパートを借りる際に、保険加入を義務付けているところもある。

ホームヘルプの利用について
・親と同居していても利用できる。
・精神障害者と高齢者ではホームヘルプ利用の意味が違い、精神障害者に対しては、次の点を重視する。
 ・当事者の力を引き出していく。
 ・共に作業をやっていく。
 ・ホームヘルプについて、当事者と家族の間に他人が入ることで、良い方向に向くこともある、という意見が保健師さんよりありました。

福祉事務所の担当ワーカーの勤務形態、そして、どういった人が従事しているのか
生活保護を受給している場合は、月一度の訪問をする。
区役所に勤務している一般の事務職が配置され、保健福祉関連の研修を受けるが、資格は問われない。

その後も、会員各々や保健師さんから貴重な意見や提案などが出され、終了間近の17時10分前に、お開きとなりました。 

Copyright © 1996-2004 Nerima Kazokukai and officeBOYA. All rights reserved.