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NPO法人 練馬家族会 :: 平成17年4月度定例会 報告
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■ 平成17年4月度定例会 報告

2005年4月22日(金)13:30〜16:30
中村橋福祉ケアセンター 2階集会室

家族会からの19名の参加者と光が丘保健相談所の岩瀬保健師を交えて、平成17年度の最初で最後の練馬家族会の定例会が行われました。

NPO法人設立完了
橋本会長より、NPO法人設立登記が4月14日に完了し、本日の定例会は福祉団体としての最後の定例会になるという内容の報告がありました。

総会のお知らせ
5月28日(土)に開催されることが、高田より報告されました。その内容は、練馬家族会の規約にのっとり旧福祉団体の解散が行われた後、NPO法人練馬家族会の設立総会が行われ、その後に会員間の親睦を深める茶話会も持たれると、報告がありました。

NPO法人化に伴う会費のあり方
資料を配布後、佐藤副会長より話がありました。特に、現行の定例会が家族交流会と名称が変更されるが、その内容は従来と変わらないなど、現会員が一番不安に思っていることが詳しく話されました。

6月の施設見学会の希望施設
6月に施設見学会が行われますが、提案されている場所について、NPO法人格になったことを踏まえ、初心に戻り「練馬区内作業所見学」を催したいという案があります。それについて、会員に意見を聞きました。
作業所に通所している当事者を持つ会員からは、「いろいろな人が見学に来ると風通しが良くなる」「地域の実情を知ることができる」等の意見がありました。また、今後、当事者を作業所に通所させたいという会員からは「地域の作業所がどんなところか、先ず、親の目で確かめたい」「地元のことを知りたい」「生活訓練施設やグループホームも見学したい」などの率直な意見が多くありました。また、「将来、NPO法人練馬家族会も作業所を運営することもあるかもしれないので、勉強になると思う」など建設的な意見も出されました。
練馬区の作業所は21箇所あり、一日で全てを見学するのは無理なため、地域限定での見学会になる予定です。

岩瀬保健師を囲んで
新年度にあたり、あらためて保健相談所はどんな所か、という質問時間が設けられました。

Q:新年度ですが、大きなできごとはありますか。
A:保健相談所と福祉事務所の保健師に異動がありました。また、桜台保健相談所が7月に移転します。

Q:保健師の異動の周期はどのくらいですか。
A:4〜5年くらいです。

これについて、「精神障害を持つ当事者やその家族も含めて、親しんできた保健師が変わることで戸惑いも多い。長期にお付き合いができるような対策を考えてほしい。」という会員からの要望がありました

Q:1人の保健師の担当する分野は決まっているのですか。
A:分野は決まっていません。赤ちゃんからお年寄りまでを、1人の保健師で1万人を対象に動いています。また、福祉事務所や高齢者課にも保健師は配置されています。

Q:新規事業はありますか。
A:子どもの虐待予防の相談窓口ができました。相談日時は区報でお知らせします。

Q;保健相談所を取材する際の窓口はどこですか。
A:区の広報に連絡を入れてください。

Q:保健相談所には保健師の他にどんな職種の人が働いていますか。
A:看護師、助産婦、精神保健福祉士、ケアマネージャー等がいます。また、保健師は女性だけと思われがちですが、男性もいます。

Q:練馬家族会が任意団体からNPO法人になったが、今後も、こういった集まりに参加してもらえますか?
A:現在検討中です。

NPO法人練馬家族会としては、今後も保健師の参加を切に望んでいる、という発言が橋本会長からありました。
また、6月の施設見学の補足として、区外の作業所への通所も可能なので、そういった所も案に入れてはどうか、という保健師からの提案もありました。

当事者の結婚について
ある会員さんから、次のような身につまされる発言がありました。
「娘は現在入院中ですが、病院にも親にも相談せずに、同じ病院に通院している男性と婚姻届を内緒で出してしまいました。役所からの通知でこのことを知り、すぐに離婚させましたが、病院の対応に大いに疑問を持ちました。」

明日は我が身、と考えなくてはいけないというのが、年頃の娘や息子を持つ家族からの共通の意見でした。幾人かの会員に、「あなただったらどうしたか」と、個人的に意見を聞いてみましたところ、次のような回答をいただきました。

精神障害者であっても、恋愛や結婚は憲法で保障されている権利であるのだから、親が強く干渉するのはいかがなものだろうか。
精神病者だから、結婚について親が口を出すのは当然だと思う。
当事者も親たちも、十分に話し合いをして、良い解決方法をみつけただろう。
病院は入院患者のことをしっかりと把握しておくべきだが、親はちょっと干渉し過ぎではないだろうか。
自分なら、第三者に話を聞いてもらい、その意見を踏まえながら、当事者も親も一緒に話し合うだろう。

さて、この件に関しての読者諸氏の感想はいかがでしょうか。

その他にも、医療機関やその関係者に対する要望もいくつか出されましたが、定刻になりましたので、次回へと話題は持ち越されました。
5月は総会が開催されますので、定例会はお休みですが、6月より、NPO法人練馬家族会主催の家族交流会として毎月開催されます。

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