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NPO法人 練馬家族会 :: 平成17年6月度家族交流会 報告
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■ 平成17年6月度家族交流会 報告

6月24日(金)13:30〜16:30
中村橋福祉ケアセンター 2階集会室

NPO法人練馬家族会が発足して第1回目となる家族交流会には、家族会より15名、見学者2名、保健師1名の計18名が参加しました。当日の司会は、理事の奥田が担当しました。
先ず、佐藤副理事長から、簡単な挨拶と岩瀬保健師の紹介がありました。そして、高田理事より、各種報告がありました。

● 自己紹介
大きな話題もないため、本日は「フリートーク」ということで、先ず、以前より定例会に参加されている方から、自己紹介と今の当事者の状況で話しの口火が切られました。いつもながらですが、精神障害者を抱える家族の悩みは尽きないなと思うばかりです。ですが、そういった悩みを話せる機会を少しでも持つことで、現状に風穴を開けることもできます。また、明るい話題もありますので、事例を聞くことで希望も生まれます。この記事を読まれた精神障害者を抱える家族の方、是非、家族交流会に足を運んでください。

● トピックスとして
今回の話題として、「薬」と「親と主治医の関係」が上りました。非定型抗精神病薬の一つである「リスパダール」で副作用が出てしまい、現在、その対処に奔走している家族や、また入院中の当事者の話しがありましたが、その薬がフィットしている当事者の事例もあり、各々の症状に見合う薬に出会うには、一朝一夕にはいかないのだという印象を持ちました。また、薬が変わったことで、作業所に行き、家の手伝いもできるようになった話しもありました。当事者、医師、家族の連携が実を結んだのではないかと思えます。
また、「親は診察について行くべきか?」という問いには、次のように、様々な事例が報告されました。

  • 本人に任せている
  • 調子が悪い時はいっしょに行く
  • たまに、いっしょに行く
  • 手紙を書き、診察当日に当事者に持たせる
  • 医師に呼ばれたら行く
  • 当事者の診察とは別の日に予約を入れ、医師と話をしている

他に、10年も同じ医師にかかっていると、今さら会うのも面倒という意見もありましたが、病状が安定しているから言えることではないかとも考えられます。「心の病」は、親もさることながら医師との関係が大切であると、再認識した話し合いでした。

● 感想など
岩瀬保健師に、本日のディスカッションの感想として、『家族会ならではの話を聞くことができ、また、そういったことを保健相談所主催事業の参考にもさせてもらっています。』とおっしゃいました。
一人の参加者から、現在、当事者が服薬拒否をしている状態で、保健師がついているので安心しているが、精神障害は対応が難しいため、詳しい人が付いてほしい、という意見がありました。これについて保健師から『悩みを抱え込まないで、第三者を味方につけてください。』という意見をいただきました。

● その他
以下に、気に留めた当日の発言をまとめました。

  • 精神障害者にとってのホームヘルプの利用は、生活の手助けをすることである。例えば、掃除や炊事をいっしょに行なうことで、自立を促していく。
  • 親も老齢になったので、成年後見人制度を利用したい。関係機関を紹介してほしい。
  • 障害者自立支援法が施行された場合、どうなるか知りたい。

今後の事業の参考となる意見も幾つか出されました。
毎回のことながら、定刻になっても話は尽きない交流会でした。

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